落書きの功罪

最近、イタリアの大聖堂に落書きしたとか、JRの車両に落書きしただとかと落書きの話題がニュースを賑わしている。
落書きがどれ程の罪であるかは別として、多くの落書きはいたずらの延長線上であると思う。
ニュースでは論客が犯罪的行為だと言っているところも見られるが、何でもかんでも犯罪に結びつける最近の日本の風潮には息苦しさを感じる。
テレビでもニュースにする必要のない出来事までニュースとして取り上げるために、たいした事でもない出来事が、世間をひっくり返す程の大事件に姿を変えるのだ。
イタリアの大聖堂に落書きするのは良くないことかも知れないが、停学にする程のことではない。落書きでどこかの監督が解雇されたが、もちろんこれもやり過ぎだ。
世界遺産が大好きな日本人のこと、そのうち白川郷の雪の上に足跡を付けるだけで通報されるんじゃないかと心配になる。
まったくバランス感覚のない子供の対応だ。

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