恐怖の日本人絶滅計画

その昔、僕がまだ小さい頃、「愛の戦士・レインボーマン」という変身実写ヒーロードラマがやっていた。
主人公はインドの山奥で修行した正義のヒーローだ。
彼の宿敵は日本人の抹殺を計画する「死ね死ね団」である。
物語の設定とストーリーは非常にダークであるが、非現実的な設定の中にも時代の持つ問題意識を前面に打ち出したものだった。
「死ね死ね団」は日本人抹殺を計画する秘密結社であるが、「仮面ライダー」シリーズや戦隊物に出て来る超科学技術を持つ集団ではなく、オウムとKKKを足したような秘密結社と言えるだろう。

「死ね死ね団」のことを久し振りに思い出したのは、厚労省のC型肝炎問題をニュースで見たからだ。
厚労省(以前の厚生省)は輸血によるAIDS、硬膜移植によるクロイツフェルト・ヤコブ病、フィブリノゲンによるC型肝炎、アスベスト問題など様々危険を放置(積極的に放置)してきた。
これらは全て知らない間に広がった病気ではない。
主に米国を中心にその危険性が早くに知られていたが、日本国内では対象製品が使用禁止にならなかったために広がったものだ。
この中でもAIDSとアスベスト問題は僕自身も良く覚えている。どちらの記事も確かニューズ・ウィークに掲載されていたからだ。
-ニューズ・ウィークは米国の動向を知るには良い雑誌で、戦闘行動などは一足早く知ることができるが、米国寄りなので9/11以来は購読していない。-
特に輸血によるAIDSは、血液製剤を米国からの輸入に頼っていた当時、日本人とっても非常に危険な問題だと感じた。

厚労省の活動によって今では数百万人の日本人の生命が危険にさらされている。
厚労省ってもしかして「死ね死ね団」?

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