ノストラダムスと第三次大戦と北朝鮮

我々の年代になると1999年問題は程度の差はあっても大きな記憶となって残っている。
そう、1999年の7の月に人類が滅びると言ったノストラダムスの大予言だ。
科学とオカルトの両方に傾倒していた多感な中学生であった私は予言の的中を心配していた。

心配し続けた予言だったが、幸運にも予言は的中せず世界は多くの問題を抱えたまま存在し続けている。
ノストラダムスの予言は詩の形式をとっているためにその解釈が難しい。
先日、ぼんやりと北朝鮮のロケット発射実験の映像を見ていて、そのノストラダムスの詩を思い出した。

1999年、7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモワの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。 -wikipediaより-

当時多くの場合、『1999年、7か月、』は1999年7月と解釈されていた。
『空から恐怖の大王が来るだろう、』は核戦争(ICBM)か隕石説が有力だったと思う。
『アンゴルモワの大王を蘇らせ、』は説得力のある説はあまり記憶に無いが、新興国や中国などアジアだ言われていた記憶がある。
『マルスの前後』マルスは火星、戦いを意味するため惑星の位置と戦争の後の状態を予言されていたと思う。
そう。北朝鮮の中・長距離弾道ミサイルは『火星●型』と呼ばれている。

奇しくも北朝鮮のICBMが米国への到達を可能にするであろう実験が目の前に迫り、第三次大戦がアジア発と言われて久しい。
全く予言など信じない年頃にはなったが、夏の日の嫌なオカルト話であることは間違いない。

この本は国内で販売されている唯一のフランス語原典対訳本です。
友人が持っていたのですが、ブックカバーデザインのダメダメ感を嘆いていました。

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