Dreamweaver CS3とFireworks CS3

日本語版の発売はまだ先ですが、Dreamweaver CS3とFireworks CS3について少し。

MacromediaがAdobeに買収されてDreamweaver関連の動向が気になっていましたが、FireWorksはCS3となって更に進化しています。
以前のバージョンでは、パスの座標ズレやハンドリングの悪さは ありましたが、WEB画像の作成には無くてはならないソフトです。
FireWorksCS3の特長としては個人的にはマルチページだと思います。

使用した感想としては今まで、複数のファイルを使用していた、例えばトップレベルのページデザインと2ndレベルのページデザインを一つのファイルで管理することが可能です。
これは以前から欲しい機能でした。
また、ロールオーバーボタンなどは別ファイルで管理していたものが、他のページに複製して同じファイル内で一連の画像を作成することが可能です。
つまり、一つのサイトのイメージを一つのファイルで管理かることが可能と、、、まあ、ファイルが巨大になり、安全性は低くなりますが。。

DreamweaverCS3はやはりSpryでしょう。。。
まあ、ビヘイビアの二の舞にならないように祈るばかりです。 言ってみれば便利なAJAX、Javascript 、DOMフレームワークといった感じですが、専用のタグ属性を書き込むあたりが気になります。
他のフリーのフレームワークに負けなければ良いのですが。

その他IllustratorCS3やPhtoshopCS3もオープニングやパネルのデザインが一新されました。(アイコンも全て一新)Illustratorからはビーナスがついに姿を消してしまいました。 AdobeにはPhtoshopの歴史を紹介するこんなページもあります。
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop/pscs3/10th/

僕自身もAdobe Photoshop (1.0)から使っているので、既に17年・・・。
記憶に残るバージョンはAdobe Photoshop 2.5と初めてレイヤーが搭載されたAdobe Photoshop 3.0でしよう。
ちなみにIllustratorの最高のバージョンは3.2だと思います。

ちなみに、ちなみに、、こう書いていると僕がAdobeファンかというとそうではありません。
Adobeは良いソフトを作っていますが、ソフトの価格は高すぎます。組織も巨大化して官僚的なので(見えるので)次第に競争力を失うと思っています。PostScriptとベジェから始まった発展の割には社会還元していないですね。特に発展途上の国では手が出ないので今までの利益を全てのクリエーターに還元すべきだと思います。
特に気になるのが、僕は学校でも教えているのですが、、今の生徒はPhotoshopで絵を描くことが基本となってしまっていることです。
Photoshopの中だけでクリエイティブを行っていることに自ら気付くことも少なくなっています。たとえばどんなに自由に思えてもセカンドライフしか世界を知らなければ不幸なことです。
次第にクリエーターの質は下がるでしょう。
また、レポートします。

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