「近未来通信」が6億5000万円申告漏れ・・というニュース

・・を読んだ。
何でも(株)近未来通信が資金を還流して脱税したとのことで、脱税手法としては、非常に稚拙で悪意的なものだ。

この会社はテレビで、IPテレビ電話『アドモ』の販売を広告している企業である。、以前は確か、近未来ビデオコムが販売していた。

このテレビCMを見て、私自身は近未来ビデオコム時代から非常に疑問を感じ、グレーな感覚を持っていた。
まず、IPテレビ電話はあれほど長くテレビCMが続けられる程利益の出る商品ではないだろう。
販売しているものに対しての広告が誇大すぎる。広告が誇大なものには多くの場合、違った目的が存在するものだ。
今日のニュースを読んで見ると(株)近未来通信は『中継局オーナー』というものを募集しているようだ。『中継局オーナー』とは何か?
会社のページから抜粋すると
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IP電話とは、音声をデジタル信号に変換し、インターネットをインフラとして利用することで通話コストを大幅に削減した電話サービスです。当社はこれまでにない格安の国内・国際IP電話サービスを展開するとともに、事業の基盤となる中継局の設置費用を負担していただいたオーナに、その中継局から生まれた利益を継続的に還元する「中継局オーナーシステム」を確立しました。
オーナーの収益は所有中継局を経由したユーザーの通話料の一部です。通信の知識、営業活動は必要ありません。

■加盟金 210万円 (税抜き価格200万円、消費税10万円)
※その他 サーバー等、設備資金が必要です。
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はっきり言って意味不明だ。
私はIP電話の専門家でもないので、何とも言えないが、ノードのようなもだと思う。
それともskypeで言えばスーパーノードか??
良く分からないが、どうやら、『中継局オーナー』の加盟金と毎月の回線使用料みたいなもので儲けているようだ。

ねずみ講や会員商法の共通点は
・派手なCM
・先端イメージ
・加盟金
・難解なシステム
・利益の発生メカニズムが意味不明、又は何故会員を増やす必要があるのか不明
加盟金を払えば、月々マージン収入などがあることは理解できても、どこからその収益が発生するのかの根拠が希薄。
・月々のマージン収入
等など。
・・・かなり怪しい。

その後、少し調べてみる。
yahooとgoogleの検索で近未来通信のキーワードで調べてみると、ほぼ、上位30件のヒットページが(株)近未来通信関連(支店等)のページだった。
同一法人の各支店が独自にページを立ち上げることは、本当のSEOを考えても無駄なことである。
これは明らかに他のページを隠すための違った意味でのSEO対策である。隠したいものは批判的な情報なので、、、少しページをめくると、2chのスレッドが現れた。
相変わらず2chの情報は豊富で(真偽は別として)私が今更、ブログで書くこともなさそうである。

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