WEB2.0的画像

ベクターグラフィック描画ソフトのInkscape関連の記事を読んでいて、遅まきながらWEB2.0的画像というのを知った。
http://journal.mycom.co.jp/series/web20/001/
http://deepend.blog3.fc2.com/blog-entry-282.html
最近こういった感じのデザインは自分でも何度か取り入れていたが、まさかWEB2.0的画像なんて言葉が付いていたとは知らなかった。(大笑)

WEB2.0自体明確に定義はできないものだが、それをビジュアル的表現にカイテゴライズしているのだから立派なものだ。
昔からOSのインターフェイスデザインやアイコンデザインなど真似て、何々風なんて呼び方はしていた。

WEB2.0的画像のルーツはMAC OSXAqua あたりか。
Aquaは質感としては透明感、アクリル感、ハイライトが特長で形状としてはゆるやかな曲面、色的には彩度と色相が高め。
一言で言って、ジェリービーンズなアクリルな感じだ。ガラスと違ってアクリル樹脂な感じとは、つまり透明度がガラスより高いということである。
イラストで描く場合もアクリルとガラスの違いの描き分けはある。このあたりに気をつけないとAqua風にはならない。

しかし、もう少しさかのぼると形状的アプローチは1999年のiBook G3 クラムシェル(僕も2台持っていた)やPower Macintosh G3、Power Mac G4 Cube をルーツとするようだ。コンピュータの形状的なデザインが後にOSに取り込まれたのだろう。
インターフェイスが256色に制限されていたOS環境では滑らかなグラデーションを必要とするAqua風やWEB2.0風、XP風、Vista風は無理と言えば無理な話である。

それではWEB2.0風とは何か。
簡単である。それはAqua風に野暮ったさをプラスすれば良いのである。
イラストよりも文字の比率を高め(タイポ的、これこそ2.0)、透明感は少し少なめ、彩度はAquaより低めである。

WEB2.0風のバック地を作るツールならこちら。http://lab.rails2u.com/bgmaker/

ちなみにVista風はAqua風にシースルー感と自然感を加える。
自然感は草原のクローズアップやスコットランド風の空を加えればバッチリ。(えっ、壁紙のイメージそのままだって・・・)

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