現在多くのグラフィックツールでベジェ曲線が描画方法のひとつとしてスタンダードどなっています。

私自身20年以上もこの曲線と付き合ってきましたが、初めて目にしたときの驚きは忘れません。(アルダス社の『FreeHand』でした。)

情報も無い時代なので、ベジェ曲線を使いこなすためにポストスクリプト言語の習得を目指して本を読んだり、『こんなもので絵が描けるか!!』と嘆いては無理やり使う日々が続きました。

きっとベジェ曲線の考案者もこの曲線を使って、絵を自由に描くシーンは想定していなかった思います。

学校でもベジェ曲線を自由に使いこなすためには『目から血が出るほど繰り返し描かなければならない!』と言っていたのですが、時代は21世紀です。

ツールのインターフェースは変わっていませんが少しでも簡単に初心者がこのツールを習得できないかと考え、今回は『Illustrator初心者向け、ベジェ曲線を描くときのイメージトレーニング』と銘打って記事を書きました。

どんな分野でもそうですが、“できる人”はその事を行うイメージやリズムを理解している人です。

ベジェ曲線の仕組みや練習方法を詳しく紹介した良質のサイトは数多くありますので、ここでは『イメージ』を伝えることで、少しでも習得の糧になればと思います。

是非皆さんも私のイメージを理解することによって、自分自身の描画イメージを見つけ出して下さい。



覚える固有名詞

ベジェ曲線の描画で覚える固有名詞は以下の3つだけです。
これらは描画するためのコントローラーで実際にイラストとして表示、プリントされるものではありません。

  1. アンカーポイント
  2. 方向線
  3. 方向点


小さいので拡大してみました。



描画ルール

  1. 直線を描くためにはクリックするだけ
  2. 曲線を描くにはプレスして方向線を出すだけ
 

解りにくいので、動画にしてみました。
直線の場合。

曲線の場合。



カーブを描く上で何が難しいか

基本的なルールは非常に簡単です。
それでは一体何が初心者にとって難しいのか? ポイントは以下の3点です。

  1. カーブのどこに何個アンカーポイントを打つか?
  2. 方向線はどちらの方向に伸ばすか?
  3. 方向線の長さはどの程度か?

答え

  1. カーブ上なら何個打ってもOKです。
    アンカーポイントは必ず線上に打ちます。
    個数は何個でもOKですが、少ないほどカーブが綺麗に描けますので(描きやすいので)数を少なくするように心がけてください。
  2. 方向線の方向はカーブの道なりに伸ばす
    方向線の方向を右や左に迷う必要はありません。
    基本は常に道なり(カーブに沿って)です。
  3. 方向線の長さは手前や次の方向線とクロスしないように
    方向線の長さはカーブに与える強さを決めます。方向線の方向に引っ張っているようなイメージです。
    上記の1と2を基本とすれば、方向線の長さは自ずと決まります。ただ、方向線をクロスさせるような描画は少ないでしょう。

最後に

  1. 後で修正することを念頭にカーブを描いてください。
    カーブの描画は一度でパーフェクトに描けるものではありません。
    ベジェ曲線の描画に慣れていない人は次のアンカーポイントから出る方向線だけで線を調整しようとしますが、実際には2つ後の方向線を調整してから、一つ前の方向線を調整し直すなどの操作はごく当たり前の操作です。


実際のイメージトレーニング

 只今加筆中です。

Adobe Illustrator CC|12か月版|オンラインコード版

DTPの言葉の発生の時代からクリエイティブを生業としている自分である。

その昔、書籍の発行や所有はごく一部の者の特権だった。

その後、数百年が経過し、初期の活版印刷が廃れ、より簡易で安価なオフセット印刷が現れて、世の中は大印刷時代の幕開けととなった。

和文タイプや電算写植機のオペレーターがまだ一つの職業として存在していた時代。

しかし、ツールの大衆化と価格の低下は今までは当たり前として存在していた職業に終焉を告げる。

Aldusが『PageMaker』によって提唱したDTPは、瞬く間にデザイナーを飲み込み、目の前のディスプレイで印刷物の原稿作れる時代がやってきた。

勿論ここでもツールの大衆化と低価格化は避けられない。

頭の固いデザイナーは、いつまでたっても『フォントが、、』『文字詰めだ大事だ』などと専門的な知識に逃避行する。

しかし、DTPが一つの職業として存在する時代は終った。

もう少し正確に言えば、版下を制作するという作業が専門業種が無くなりつつあるのだ。

DTPは独立した業種ではなく単なる作業でしかない。

DTPはデザインを行う者が当たり前に持つべき作業スキルの一つになった。

近い将来、DTPや組版という言葉も死語となり消えていくだろう。

※ここではDTP=コンピュータを利用した組版制作(技能)を指しています。

Scribusのその後。

以前から計画していたJoomla!のガイド本をScribus 1.3.6svnでのテスト編集を試みた。
添付はその結果。

10ページ以上の編集となると、テキストブロックの連結や、スタイル登録と適用などDTPらしい作業が発生するためにちょっとした不都合やシステムの不安定さにかなり苦しめられる。

問題点としては、
・不安定なアンドゥ
・登録スタイル挙動不安定
・日本語と英文混在テキストのレイアウトに関する不都合
などなど、

現状ではScribus でページ数の多いドキュメントを効率良く作成するのは難しいでしょう。

ちなみに添付のガイドはテストのために作成したもので、少しレイアウトしただけで、校正等もまったく行っていないものなので、、内容に関しての評価は御容赦ください。

完成は40~50ページ程の有料ドキュメントを予定しています。

最近、Scribusづいている伊丹です。
前回はScribus 1.3.3.13でドキュメントを作成してみましたが、様々な問題を感じつつも、思いのほか使いやすいことに気付きました。
『だめだ、、』というよりは『いけるかも知れない。。』と言った感じです。 IndesignよりはQuarkXpressに近い操作感です。

そこで、新たな試みとして最新svn版、Scribus 1.3.6svnをダウンロードして使ってみることにしました。

Scribus 1.3.6svnは以前の大作りな感じから、かなり改善されてている様子です。
全体的に安定感が増し、英語圏の人ならこのアプリを使ってプリプレスを行うことも可能です。
日本語環境はと言うと、、日本語組版が全く考えられていないので、文字にうるさい人には向かないでしょう。
画面のリフレッシュが悪いので、操作がちぐはぐになるときがあります。アンドゥも変ですね。
これは開発のコアチームに日本人が加わるか、文字周り処理をモジュール化して開発が容易にならないとダメだと思います。(現状、既にそうなっているかも知れません。)

また、時々ふいに落ちるので、保存を怠る人にも不向きです。^^;

この命題を解決するにはまだ、少し時間がかかるかもしれませんが、オープンソースでDTP環境が構築できるとなれば、その恩恵は高速道路の無料化にも匹敵するか、もしかすればそれ以上のカタルシスを表現者に与えます。

ここでは先ず、代表的なアプリの再確認を行ってみたいと思います。

先ず、DTPの3種の神器といえば、Photoshop、Illustrator、InDesign(QuarkXpress)で、QuarkXpress以外は全てアドビ社製という、状況が続いています。
現在、米国の公文書保存の基本フォーマットにもなっているpdfなどポストスクリプト周辺技術も含めると、リバースエンジニアリングもままならない状況はとても危険で不公平なものだと思います。

これが、Microsoftの製品であれば、とっくの昔に独禁法嫌疑をかけられていたかもしれませんが、アドビ社は大きな障害を受けることも無く、その覇権はWEBソリューションにまで及ぼうとしています。 QuarkXpressはInDesignに対抗しうるページレイアウトソフトですがQuark社は過去にはアドビ社に提携を持ちかけたこともあり、また、同族の閉鎖的な企業でもあることを考えると、将来の開かれたマーケットを担う企業とは言えません。

自由に創作を行うためにはこのDTPの3種の神器のオープンソース化が必要不可欠です。
現在、最も有望とされている各対抗ソフトウェアとしては以下のものが考えられます。


GIMPに間してはPhotoshopと差し替えても問題の無いレベルに仕上がっています。
Photoshopに比べると少々癖はありますが、自由への代償として楽しみ、どんどん利用しましょう。

ベクトルイラストの描画ツールとしてはInkscapeが有望です。Inkscapeは縦書きにも対応しているので、ペラ物、小ページ数の冊子などのプリプレス制作ツールとしてはIllustratorに頼る必要もありません。現在のIllustratorは非常に多機能なので、全ての機能をInkscapeに求めることはできませんが、必要十分な機能を備えていると言えるでしょう。出力フォーマットに関してもpdf出力が可能なため、印刷原稿の作成にも問題はありません。

ページレイアウトソフトとしてはScribusが最も有望です。実際、英語圏のドキュメント作成にはほぼ問題は無い機能を有していると言えるでしょう。
こちらもpdf出力が可能なため、印刷原稿の作成にも問題はありませんが、致命的な問題として現状のScribusでは縦書きをサポートしていません。

今回は3つのアプリを簡単に紹介しました。
現状では日本語縦書きのページ数の多いドキュメント制作には課題があります。
さて、『オープンソースでDTP 2』を目指してもう少し調査を進めてみます。