遠隔授業(オンライン授業)で出席を取ろう!
と言いながら、解決策が書いている訳ではありません。
世の中コロナ禍で私の場合も例に漏れず遠隔授業で100人以上の生徒を相手にしていましたが、時事ネタということで遠隔授業(オンライン授業)でどのように出席確認をするかという話。
個人的には出席や遅刻はあまり気にしない方なのですが、学校となると法的な出席率などが問題になります。
今回のコロナ禍で多くの学校で遠隔授業を行っていますが、遠隔授業は言ってみれば通信教育みたいなもので、 たとえ、ネットワークで確認しても、実際には学校に来ていないわけで、 従来の法律に照らし合わせた場合『出席』というものがどうなるのか本来、非常にグレーです。
多分、国や学校はそのあたりは知らんぷりをするのでしょう。
まぁ、それは置いといて、学校でも問題になるのが、出席と退席です。
スマホを利用した出欠管理システムなどもあり、導入している学校もありますが、少人数の多くの学校では名前を呼ぶだけですので、今回のように離れた場所からの出欠管理 は無理になります。
IT化の導入の早い学校などでは『Moodle』なんてCMSが走っているかもしれませんが、『Moodle』を使い続けていると一周回って最後尾かも知れません。
私のように15年以上前から完全にgoogleに同化された人間にとっては、やはり第一候補は GoogleDriveです。
今ではGoogle Classroomなどもありますが、基本は以前からあるフォームとスプレッドシートの組み合わせになります。
生徒の出席確認は授業中の生存確認が必要か。
googleのclassroomとmeetでカメラで撮影してフェイスTOフェイスは実際の授業でもありますが、一画面に40人も50人も並ぶと追いかけるのは不可能です。
何より、「聞いてるか!」「寝るなよ!」などと注意に時間を割くのは授業としてコロナ以前でも本末転倒です。
実際、静止画像を流している生徒も居る状況では生存確認もIT化が望まれます。
例えばgoogleがAI技術をオンラインネットワークに導入して、カメラの前の相手がリアルタイムで存在しているかを判断してくれれば。
尚且つ、うとうとした時などには相手のに警告を与えるなど、実際の居眠り運転防止機能の付いた車載カメラなどでは実現していますのでそれほど難しくもないでしょう。
まぁ、しかし本当に大切なことは授業に出る事では無く必要な学習を行える環境を作ることです。
オンライン教育も今は過渡期。
学校現場では一斉にラップトップを持たせる方策がとられ始めていますが、最も難しいのは実習系の授業です。
そして授業についてこれない子へのオンライン授業です。
生徒の間をぶらぶらと歩き「わかるか・・」、「やってるか、」の言葉掛けが大切で、その場のインターフェイスをどのように実現するかがこれからのオンライン授業の課題となるでしょう。
少なくとも教える側が小さな画面を眺めて多くの生徒の進捗を追いかけることはできません。
講師と生徒は1対多の関係ですのでVRゴーグルがあと少し安価で小さくなれば、生徒がVR空間に入る必要は無く、
先ず講師がVR空間で生徒の進捗を監視する方法が良いでしょう。
ITに全く無関心だった人たちがZoomに群がった2020年の後には試行錯誤しながら新しいカタチが現れることを期待します。