食のパニック
最近は米国産の牛の肉が怪しかったり、鶏肉が大量に処分されたりと食肉に関する懸念事項が多い。
そして、それらは消費者の食パニックへと繋がる。牛丼屋に長蛇の列ができ、店員を殴る客があらわれる。
個人的には理解を超えた出来事だ。
日本国内では茨城で鶏肉の処分問題が話題になっている。
2004年には浅田農産で出た鳥インフルエンザ問題でマスコミと世論と国によって会長夫妻が自殺に追い込まれた。
1月に発生した浅田農産の鳥インフルエンザはこの家族と企業を根底から破壊した。私としてはこの問題で会長夫婦が自殺すべきでは無かったと思っている。自殺者が出るほどの問題でもなかった。なぜなら第一の被害者は浅田農産であり、結果的にも健康的被害を誰も被っていない。本来国がバックアップと補償をしっかりとしていれば鳥インフルエンザの発生報告も、もっと早く行われていたかもしれない。
無策な国が未知の伝染病者を一箇所に収容し隔離する。
そんな政策が取られれば、逃げ出す者も出てくる。
周りの人間はパニックになって感染者を見つけ出そうとする。
見つかったら最後、家に火をつけられて焼き殺される。
こんな前世紀の出来事がこの国では今も見られる。