少子化と高齢化問題
出生率が1・26になったらしい。(2005年の合計特殊出生率)
人口が減少するのは大いに結構にことだと思っている。
しかし、人口が減ることと子供の数が減ることは少し意味が違っている。
子供が社会に少なくなると活力が無くなる。
高齢者は数が多いが、元気は無く、病院通いの毎日だ。
その他の者も、老後と年金と税金と、ローンと物価と株価のことばかり考えている。
元気の良いのは、ヒルズ族だけか・・・(爆笑)
社会が安全で将来に希望があり、離職と就労のチャンスに恵まれ、家族や地域など人間関係の絆が強ければ子供を育てたいと思うものだ。
日本の人口が少なくなると、どうなるとか、国力がどうなどの話は前世紀(富国強兵時代)の発想である。
今の時代にお国の為に子供を捧げるなんて考える親は一万人に一人もいないだろう。元々国家は同属が集団化して発生したのだと思うが、今や公共サービスの提供機関でしかない。
社会構造は変化し続けている。
発想の変換と新たなビジョンの提示が必要であり、それをできない政治家や国は存在の意味を持たない。
日本も新しい社会構造を模索しなければならないのだろう。
この時期に出産の奨励ばかりをしていたのでは、方向性を間違い、改革の時期を逃すだろう。