個展はどうしたものか。

以前より制作作品の発表の場として、たまに個展を開いてきました。

昨年には個展での発表予定で「Does Everybody Die?」と言うタイトルの絵本(正直、絵本と言う呼び方はあまり好きではないのですが。)を完成させ、ギャラリーも探していたのですが、ここにきて、「個展に拘るのも、もはや古いのではないか。」と思えているのです。

最近の私の作品はフルデジタルで、個展などでの発表にはプリントアウトする必要があります。このようにディスプレイ上での表示を基本に制作されたものは、本来紙の上にプリントアウトされること自体に無理が生じます。

「Does Everybody Die?」は印刷絵本としての体裁を考え制作しているのですが、紙媒体による絵本を考えた場合には、4の倍数でページ設定しなければならない等の制約があります。

フルデジタルで制作するとこれらの制約はありませんが、逆に電子書籍デバイスには見開きという概念がありません。
(変わった一部のデバイスにはありますが、一時的なものでしょう。) つまり発行形体を明確にイメージせずに、データを作成していると、色々な不都合が発生します。

そんな、こんな、で個展開催をどうしようかと迷っているところです。
WEBページ等を利用した発表だけで良いのか。
それとも、作品をプリントアウトして並べる見せ方が必要なのか。
もちろん、個展での最大の目的であり、メリットでもある直接人に会うといったことはWEB状での作品発表には替えられないものがありますが。。

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