リバーワールド
子供のビデオを探していると、偶然『リバーワールド』のDVDを見つけた。
リバーワールドは原作をフィリプ・フォセ・ファーマーが書いたSF小説である。
死んだ主人公が目を覚ますと、そこは川のほとり。
リバーワールドと呼ばれるその世界では地球上で生まれ、死んだた全ての人が蘇る場所だった。
かくして主人公達は何の目的で自分たちが蘇ったのか、この世界の目的は何かを求めて旅をする。
歴史上の人物が入り乱れての、文字通り大河SFである。
この小説、評価は高く大変面白いが、なにぶんファーマーが思いつきだけでストーリーを展開させているといったうわさもあり、結末が出るのに10年以上かかった。
今ではその結末すら覚えていない。
DVDに期待を込めて見てみたが、何とテレビドラマシリーズのパイロット版だ。
結局小説で言えば第一巻あたりで終わってしまっていた。
ネットで調べてもその後シリーズ化された様子は無い。
それでいいのかも知れない。
結末は雄大な世界観とリズミカルなストーリーを受け止めることができない内容だった記憶がある。