最近、ふと星を見上げていて思ったこと。AIの急速な進歩はインターネットの普及無しには実現しなかったこと。
最近、ふと星を見上げていて思ったこと。
人類の知識がまだまだ発展途上だった頃でも星の位置によって凡その現在位置を割り出すことは可能だった。昔の人は、星を頼りに右も左も分からない大海を航海していた。
現在、地球上から空を見上げ、星々の位置を撮影するだけで、時間と場所の特定は可能だろう。
タイムマシンで1000年前のある場所へ飛ばされても、適切に星の位置を調べることができれば自分いる時代と場所を知ることができるだろう。
もちろんそのような解析サービスやデバイスは今は存在しない。
しかし、ChatGPTのようなAIならば解析可能かも知れない。
しかし、しかし、それにはもちろん画像解析機能以外に学習が必要だ。
昔も星は存在していた。
そこで、ふと思った。
昔も星は存在していた。
情報は“そこ”にあったが時間や場所を特定するための情報(知識)が収集されていなかったのだ。
インターネット以前、多くの人々が創作した文章や画像も勿論存在していたが、それは世界中のありとあらゆる場所に偏在していた。
それらの情報が効率よくデジタルデータとして収集されたのは近年になってからだ。
ジェネレーティブAIのディープラーニングには多くの情報による学習が必要だ。
画像判断や生成、自然言語処理による翻訳やチャットも大量の学習データがあって初めて可能なのだ。
もし、その学習データが無作為に大量にそして簡易に集められなければ、今のようなAIの実現は無理だった、ハズ。
今だからこそ。
AIの進歩には、ニューラルネットワークによるディープラーニング手法の確立、ディープラーニングを可能とするインターネットによる情報アーカイブ、データーを効率良く処理するCPU(もしかすれば暗号資産のマイニングのためのGPUサーバーの開発も偶然の一致か)、それら全ての条件が揃った2020年代。
人々が部屋に閉じこもり、さらにインターネットやメタバース、人工知能に向き合う機会となったコロナ禍。
これら全てがAIを推し進めたのかも知れない。
AIが飛躍的に進歩するためのIT土壌が偶然に集約していたのか。
それとも、AIの飛躍的進歩はIT土壌充実の必然の帰結か。
卵が先か、ニワトリが先か。
進化は適者生存の結果か、生存者が進化したのか。
実際にはどちらでも良いのかも知れないが、AIの広がりは少し先(1~2年後)の世界に様々な課題を投げかけてくることは確かだ。
ChatGPTと話してみた。
そこで私の疑問をChatGPTにぶつけてみた。
Q: 最近のAIの劇的な進歩とインターネット上のデータ量の関係を考察
Q: 提示した表に2022年と2023年を加えて画像生成、対話型AIの開発時期を加えて
Q: もし、10年前のインターネット上の情報量のままであれば、現在のディープラーニングによるAI開発は可能だっただろうか。
Q: 現在は人間が作成したデータのみがインターネット上に存在するが、今後は急速にジェネレーティブコンテンツ(AIによる生成情報)が混在することになる。
Q: 私の危惧は、1. ジェネレーティブコンテンツの混在した情報の記録は純粋な人類の歴史と言えるのか。2. ジェネレーティブコンテンツが人間の思考にフィードバックした際の人類への影響
最後の質問に対するChatGPTの答えは期待していたものと違って的外れだ。
“ジェネレーティブコンテンツが人間の思考にフィードバックした際の人類への影響”の質問の意図は、 “ジェネレーティブコンテンツが人間の思考にフィードバックしインターネット上の情報と混在した場合、その情報を利用して創作されたコンテンツはもはや純粋な人間のものでなく純粋な人類思考からかけ離れ、知らず知らずのうちに人類は別のものに進化するのではないか”である。
まあ、私の質問が悪かっただけだが、それにしても私のこのような疑問に答え、話し相手になってくれる人類は近くにいない。