拡張現実(AR)インタフェース「セカイカメラ」のリリース

9月24日にiPhone App Storeに「セカイカメラ」が並んだ。
昨年から話題になっていた「セカイカメラ」だがようやく製品としてリリースされたのだ。
「セカイカメラ」に関しての説明は省くので、詳しくはこちらをご覧下さい。

簡単に言うと、場所に情報をタグ付けして、iPhonのカメラ越しに見ると、実際の風景の中にそのタグが見え、アクセスすると情報を表示・・・説明するとややこしいですね。

単純な問題点としてはここに書かれているが、エアタグが一箇所に集中すると目的の情報を取り出すことが難しくなる問題もあるので、時間軸やキーワードによるフィルタリングも提案されている。
しかし、この手の問題は現在のWEBにも共通することで、検索エンジンがそれに対する一つの答えとなっている。
実際にはエアタグが氾濫した場合は簡単な検索でフィルタリングするのが良いかも知れない。たた、モバイル端末の最大の欠点は画面の小さいことで、情報に到達するためのインターフェイスとしては「セカイカメラ」とは別次元で、解決方法の模索と確立が必要だろう。
「セカイカメラ」と類似の技術は多く開発されつつあって、

http://www.masayashi.com/2008/01/20/556
http://petitinvention.wordpress.com/2008/02/10/future-of-internet-search-mobile-version/
http://www.enkin.net/

など、色々。
その中でも商品化が早かったのが「セカイカメラ」と言えるかも知れない。
拡張現実(AR)関連の商品では「電脳フィギュア ARis(アリス)」なんて言うのもあって、急激に市場は拡張している。

個人的には商品の可能性としては「電脳フィギュア ARis(アリス)」の方向性-架空物体を現実世界に投影する-が有望と思っている。
「セカイカメラ」は情報インフラの一形態なので、これからどのように発展するかが見えない。もちろん画期的でずいぶん面白いことは確かだ。
開発会社が大儲けすることも間違いないが、様々な利用シーンが考えられる反面、位置情報に緋も付ける情報の付加価値と質に関して見えない部分が多い。
また、「セカイカメラ」はiPhoneアプリだが、僕はiPhoneを持っていない。
個人的にはNOKIAユーザーなので、Symbianアプリでも出てくれると嬉しい。

実際には将来、多くの企業から幾つもの「セカイカメラ」的サービスが乱立するように思う。

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