電子書籍絵本の発売に際し

電子書籍(絵本) 『みんな死ぬの?』 英文タイトル:’Does Everybody Die?’

この絵本の原案は随分と以前に思いつきで執筆を始めたものです。
当初は髪媒体での出版を目指していたのですが、タイトルから想像しても理解できるように、一般ユーザー受けは無理だろうと思い、電子書籍化を目指すことにしました。
計画では初期版iPadにあわせての出版を予定していたのですが、幾つかの問題点に突き当たり発行が遅れてしまいました。
先ず最も大きな壁として絵本というコンテンツは以前もそして今現在(2012年)の電子書籍コンテンツには向かないということです。

絵本は紙の大きさをイメージして作られています。
電子書籍書籍に特徴的なリフロー(版面サイズによって文章や図版が移動しすること)な機能は絵本には向かないでしょう。
また、計画的に描かれた絵本の絵は方向が存在します。
例えば日本語の縦書きは右開き(右に開いて左に読み進む)ですが、コミックにも共通します。

Kindleでの発行を目指して英文翻訳に出す

電子書籍の最も特徴的なことに、世界中で自分の本を出版できることがあります。紙の本では不可能なことですが、国に合わせた言語的なローカライズさえ行えば世界同時発行なども可能なのです。
実際に私は『みんな死ぬの?』 を先ず、日本語で執筆し、イラストを自分のイメージにあわせて描きました。
次に書籍をデータ化してDreamweaverでXHTNLコーディングを行いました。
以前よりEPUBの作成はWEBオーサリングツールで行うことが必須だと思っていたのですが、画像付きの絵本となるとなおさらです。

 

ePUBのチェックは http://validator.idpf.org/application/validate で可能だ。最初は山のようなエラーが出るかも知れないけど諦めずにバグをつぶしてゆく。
ePUBは圧縮されたzipファイルであるが、mimetypeを最初に無圧縮しないといけない。
Info-ZIPをダウンロードしてコマンドラインで・・・などの方法が良く見られるが、個人的にはコマンドラインの嫌いなGUI野郎なので、WinRARを使っている。
先ず最初にWinRARでmimetypeを無圧縮でzip化し、次に圧縮したmimetype.zipをクリックするとWinRARのアプリが起動するので、OEBPSとMETA-INFフォルダを放り込んで圧縮する。最後にzip拡張子をepubに変更すれば完成だ。

Length of first filename in archive must be 8, but was 9 … のエラーに対応方法

このエラーの原因は幾つかあるかも知れないが、筆者が最も多く経験したものは(実際にはこれだけだが)mimetypeを未圧縮で最初に圧縮していないということだ。
できればコマンドのパスを通して・・・などという面倒な方法はとらずに一般の圧縮ソフトを利用してスッキリと解決したかった。
そのスッキリ解決の方法がWinRARにあったのだ。

 

 

ユニークなIDの生成はGUIDGen.EXEを使用している

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