給与支払報告書の期限近し、確定申告間近。
会社は色々な申告を行わなくてはなない。
会社が社員にどれだけの給料を払ったかを報告する給与支払報告書の提出期限は1月末である。私のところも今日と明日、あさってを使ってまとめ、火曜日に提出予定である。
それが終われば、個人の確定申告が待っている。期間は2月15日から3月15日である。
よく申告漏れや脱税の話が世間を賑わす。「見解の相違」などと企業側は言い訳する。
私の見解では、申告書類をごまかすのは大変難しい。逆に言えば、知らずに(間違って)売り上げや経費を申告書に記載することはあまり考えられない。
経営者は特に正確な額はともかく、全体のお金の流れを把握しているものだ。
つまり多くの場合、記載は理解され計算され意図的である。
何しろ、ある程度理解していないと申告書類には記載すらできない。
税制は論理的な体系をもった高度なシステムではない。
経験則に基づいた、なおかつ結果を前提とした、言ってみれば帰納法的システムである。
そのため逃げることが非常に難しい。
ルールは細かくなるが、今まで試された脱税手法をさけるように、その場その場で変更されている。
私自身は「納税は国民の義務」であるという言葉が嫌いである。この言葉が大手を振っている限りは年貢の時代から脱却することはできないだろう。
これは逆に言えば、国家が努力する責務を放棄しているように思える。
今回、ライブドアの役員が逮捕されたが、何に違反しているのか明確にわからない。一つ聞こえてくるのは粉飾決算疑惑である。
商法違反(粉飾決算)としては世間の取り上げ方も証券市場も検察もヒートアップしすぎじゃないのかな。
次に何が出てくるかを待ちたいものだ。
マネーゲーム云々の話をよく聞くが、大人になればよく解る。世の中どれ程マネーゲームで動いているかと言うことが。