子供に携帯を持たせるな。

政府の教育再生懇談会の提言だ。
私自身も、子供と言うよりは未成年に携帯を持たせる必要は無いと思っている。
もちろん“常時自由に使用できる個人の通信機器”という意味だ。子供が一人で外出するときなどは、携帯を持つことによって連絡が容易になり安全性も高まる。このような携帯電話の携帯は認められるべきだと思うが、それ以外の場合、特に部屋で一人でメールのやり取りを行えるような個人携帯電話は禁止すべきだろう。
もちろん、携帯電話だけではなくメールや掲示板、プロフ、オンラインゲームなども含む。
つまり、簡単に言えば未成年者の個人的な通信利用は禁止すべきなのではないだろうか。

現在、未成年者を対象としたネットワークの弊害が多く報告されている。これらの弊害に対して通信企業は有効な対策を提示できないでいる。
彼らにしてみれば未成年ユーザーは儲けの対象であり金づるである。ダイヤルQ2がどれほど犯罪に利用されても、NTTが有効な策を講じなかったように企業の善意などは殆ど存在しない。
企業は常に利益を追求し、悪や善といった概念が経営理念に組み込まれることは無い。コンプライアンスなどとという話良く耳にするが、法律を守らなければ商売が出来ないために法律を守っているだけである。

“国の提言”など、最も嫌いなやり方だが、企業に任せても決して重い腰は上げない。自浄作用に頼っていても改善は見られないだろう。 多分『キッズ安心携帯』、『自宅から1km以上離れたらメールでお知らせサービス』などの多種多用なサービスメニューが増えるばかりで、結局ユーザーは企業の用意した商品からチョイスするだけた。(それらのサービスは場当たり的な企画会議で決められてゆく、、)

まだまだ歴史の浅い移動体通信だが、未成年に対して、煙草や酒類が許されていないように、個人所有の通信機器を禁止すべきである。(こちらも法的な規制は見られないが、テレビゲームも中毒性が高いために22歳くらいまでは禁止すべきだと思っている。)

もちろん子供を持つ多くの親は既に頭を悩ませ、携帯やゲームの使用制限を試みている。
しかし、あと一歩社会の強制力が必要なのだ。

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