もう直ぐ選挙
もうすぐ選挙で、たぶん自民党政権も終わるだろう。
民主党支持者ではないが、今回は民主党に投票し、政権交代を期待する。
戦後、自民党は日本の国を再起させたとかいう説もあるが、それは100パーセント間違いである。
日本人は潜在的に勤勉で技術習得が得意だったので、どのような政党が政権をとっていても日本は復興しただろう。
もちろん官僚のおかげでも何も無い。
これも、もちろん以前から言われているように有能な官僚によって日本が機能している訳でも何でも無い。
個々の個人が優秀だったからこそ、復興し、発展しただけてある。
そう考えれば、今まで政権運営の経験の無い民主党でも大きな問題は起こらないだろう。 民主党も少しは大人になったようで、米間の同盟関係に関しては現実的な対応を見せ初めている。。
しかし民主党も誤解しているのかも知れない。
遠くない将来、党や国家といったものが、国の方向性を決定できる時代は終わりを告げるだろう。
今後、旧来の官僚や党といったものから構成される政府は時代の変化と進歩についていけなくなる。
世界の経済発展にも先が見え始めた。経済公式でコントロールしリスクを回避できると思われた現在の経済社会は、どんなに贔屓目にみてもギャンブル社会でしかなかった。頭の良いふりをして未来を予測できると思ったのかも知れないが、明日の株価は明日の天気を予測するのも難しい。
中国やインド、その後に控える第3世界の隆盛も夢のように終わりを告げるだろう。あと10年もすれば、国単位の経済指標が意味を無くし、多くの人の経済活動を正確に追えなくなる。
社会が変動し、貧困層にはナショナリズムが台頭するが、そんな世界は理想とは言えない。
グローバリズムは嫌われ、地方分権の時代と声を上げる者も多い。
地方の特産や技術が思いもよらない場所で受け容れられ、国境を越えた価値の共有が可能となるところを目の当たりにすると、地方の時代の幕開きを感じられるかもしれない。
しかしそれら全ては現在の社会が如何にグローバル化したかの表なのである。
今後、グローバルにリーチしている者(企業)がより多くの自由を得るだろう。
イラストは鳩山次期?総理。勝手に使ってOK。