過剰包装

最近、食品の買い物に行くと、出来るだけパッケージをその場で捨てて帰るようにしている。

最初は恥かしくもあり、少し後ろ暗い気分も味わったが、慣れればかえって気持ちが良い。
必要のないトレーや外箱は家に持って帰ってもゴミになるだけである。
捨てることのできるものは買った店で捨てるのが一番だ。

私自身もデザインの仕事をしているので、パッケージに関して企業が力を入れていることは理解している。
・・が、時代は変化し、今や環境保護のためにパッケージそのものも必要ないのではないだろうか。
ヨーロッパなどではミルクやビールなどの量り売りも盛んだ。
小さい頃は卵も新聞紙で包んでいた。
今のような卵パッケージは無かった。
(この卵のパッケージが厄介者だ。ゴミ箱がいっぺんで使用不可能な状態になる。)

少し期待しているのは、私の捨てている姿を見て、他の人が真似をすることだ。
(スーパーなどのごみ箱を見れば、多くの同志が既に活動しているのを目にする。)
多くの人がその場でパッケージを捨てるようになれば、企業も何れは気が付くだろう。
時代が変化しつつあり、パッケージそのものも環境に配慮しなくてはいけないことを。
買い物袋を廃止したり有料化する方向に世の中は動いているが、パッケージを廃し、資源の浪費とゴミの量を減らし、本体価格を下げる。
なんてエコなんだろう。

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