フロー思考

みずほ証券誤発注事件の記憶は新しい。
東証とみずほのどちらに問題があったのかは知らないが、損害を大きくした原因の一つにシステム上の問題がある。
大規模で複雑な処理システムが必ずしも高度な安全性とアルゴリズムによって構築されているとは限らない。もちろんシステムを構築した者は論理的に考え、理屈を並べ立てて説明するが。要は結果である。正しい結果さえ導き出されるならば、村一番の年寄りに明日の天気を聞いても構わない。何もスーパーコンピュータで地球規模の大気シュミレーションを行う必要はないのである。

私はかけらも知らないが、問題解決には幾つもの数学的、高度なアルゴリズムがあるのだろう。
ただ、フロー的な問題解決のアルゴリズムをとった場合、イレギュラーな状態が発生したときにうまく対処できない場合がある。フロー処理は前段階の処理が基本となっている。
これは何もプログラミングだけの話ではない。
一つの流れをや前提条件を元にシステムを構築するとその流れから外れたことは処理できなくなる。

例えば個別の犯罪を想定して法律を作り、刑罰を規定すると、罪に問われない犯罪が発生したりする。
子供の意思確認がてきないので子供の臓器移植は不可能であるとか・・・
本人が手続きしないいけない決まりだが、あいにく本人は認知症で寝たきりだとか・・・
そんな時、必ず返ってくる言葉がある。
「、そう決まっているので・・・」
おいぉぃ、、それじゃどうすればいいんだ?!

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