今年の上半期を報告・・・ってまだ5月だよ。
5月にはブログを一本も投稿していなかったので、『今年の上半期を報告』みたいなタイトルとして投稿します。
今年の前半は、思いのほか新しい創作活動に力を入れ、成果物を幾つか生み出しました。
まず、AIだけの音楽や動画生成によって、動画作品を作り納品しました。
これは、個人的には新なクリエイティブのフェーズに入ったと思っています。
音楽はSUNOの力を借りて作成し、4曲をSpotifyやApple Musicでの配信にこぎつけました。
また、長年の夢であったシナリオ記法を完成させて、VSCodeの拡張機能としてのリリースを行いました。
これももちろんAIの力を借りています。
これらの新たなタイプの創作を行って感じたことは、音楽制作に関して言えば、過去に実際の作曲家に行ったゲーム音楽の制作依頼と同じであるということです。
動画の生成プロンプトも然り。
やはり、これら生成AIを使うスキルは制作経験とディレクション、プロデュース経験が必要かと感じました。
そのうち、従来のこれらの経験を必要としない生成AI、もしくは生成AIクリエーターが出現するでしょうが、あと少し(5~10年)は時間が必要かもしれません。
VSCodeの拡張機能の制作に関しては、こちらも人間のプログラマーへの制作指示や相談するときと同じプロセスが必要であること。
コードの制作に関しては、プロンプトなどと呼べる単純なものではなく、AIと会話しながら進める必要があり、より技能が必要となることです。
これを『生成プログラミング』と呼んでいます。
幸運にもVSCodeの拡張機能はTypeScript(JS)ベースなので、私の貧弱なプログラミング知識も役に立ちます。
しかし、変数、関数、オブジェクト、インポートなどの基本知識は必要で、加えて、全体の構成やどのデータをJosonで保持するか、エラーが解消しないときのリファクタリングの指示、また、リファクタリングの安全な手順などもこちらが指示する必要があります。
今回はChatGPTで開発を始めましたが、コードが1000行を超え、ファイル数が2~30になると、月額3000円程度のChatGPTには荷が重くなります。
GitHUB Copilotも便利ですが、うかつに任せると大変なことになります。
もう少し費用をかければ、より快適な『生成プログラミング』が可能となるのでしょうか?
基本的に、現在のAIは提案ができないことも分かりました。
現在のAIは、知られている手順のバリエーションを提示することは得意です。しかし、それを超えた新たな提案は得られません。例えばコードの汎用性やメンテナンス性を高めるためのリファクタリングなどは、人間が指針を与えなければ、理想には近づきませんし、コードは組めてもどのようなシステムニーズがあるのかの判断はできません。
今年の前半は、新たなクリエイティブの可能性に心を踊らされている反面、ここ数年で相次いだ両親の死、また、世間が決める自己への可能性の低下や、友人の失踪、死亡など、辛いことも多く人生そのものに疑問を感じ、方向性を失いつつもあります。
さてどうしたものか。