『Storyboarder : ストーリーボーダー』 無料絵コンテソフト(アプリ)の衝撃!?

絵コンテとは主に動画作成のための指示用イラストのことです。
もう少し詳しい話は私のブログ『Story Board Sheets : 絵コンテ用紙 (ダウンロード自由):絵コンテの書き方10のポイント』をご覧ください。

まだまだアナログの手書き絵コンテが幅を利かせる日本ですが、既に欧米諸国ではデジタル化が進んでいます。
絵コンテソフトにも様々なものががありますが、出来の良いフリー(無料)ソフトは珍しいですね。

ここではそんな珍しいフリーの絵コンテ作成ソフト『ストーリーボーダー』を紹介します。
無理矢理日本語ソフト名にしますと、『絵コンテ人』又は『絵コンテソフト』的な(笑)。
さぁ、あなたもこれから素晴らしい絵コンテライフをエンジョイして下さい。

尚、現在のところ残念ながら日本語版は出ておりません。
私の適当な翻訳ですので、間違いのある場合はご指摘の程ご容赦下さい。

『Storyboarder : ストーリーボーダー』の概要

『Storyboarder : ストーリーボーダー』は動画やそのツールなどを作成するグループ、Wonder Unit によってリリースされました。
非常に面白い先進的なソフトウェアです。
もちろんiPadなどで利用すると効果絶大です。

私は絵コンテ作成ソフトには大きく分けて以下の4つの機能が必要だと思っています。

  1. 描画機能
  2. 注釈機能
  3. 尺管理機能
  4. ポーズ、カメラ指示ライブラリ機能

理想的なストーリーボード作成ソフトは『シーン、カット等のキャンバスが用意でき、カメラや簡易にキャラクターなどをライブラリよりドラッグドロップし、ペンで書き加え、修正が可能なソフト。もちろんシーン等の並べ替えは可能!』 って感じですが、これらの機能のうち1と2に関してはグラフィックソフトでも代用できますのでストーリーボード専用ソフトとは言えないでしょう。
『尺管理機能』は動画の作成指示資料である絵コンテにとっては必須機能です。
この『Storyboarder 』では1と2の機能はもちろん、サイトでは以下のような特徴が挙げられています。

  1. 様々な出力に対応。Premiere, Final Cut, Avid, PDF
  2. シンプルで滑らかな描画
  3. 超シンプルなインターフェイス
  4. ワークシート印刷
  5. Wacom対応
  6. Photoshopで開く
  7. ガイド
  8. レイヤー
  9. オニオンスキン
  10. オープンソース

ソフトの対象はストーリーアーティスト、監督、作家、広告制作、夢想家、何かアイデアのある人等々。

このソフトが何故無料でリリースされているかと言う理由が書かれています。
以下はその要約ですが、中々挑戦的ですが何かあったの?

1000ドルのくだらない『Storybord Pro』? ボーダーや他のオンラインソフトがあなたに画像を指示したり月額料金の支払いを許すのですか? 糞野郎が! ・・・・・ とサイトには書かれています(笑)
Storyboard Pro - Shitty software that costs $1000? Boords and other online software that just allows you to order images and costs a monthly fee?
Fuck those guys.
And fuck Sony Pictures. They make the worst fucking movies. What does that have to do with free software? Not much. Maybe use free software to make great movies and don't waste money going to a Sony movie? Fuck.
And fuck Dave Morin. And Gary Vaynerchuk. Ugh.

ダウンロード

ダウンロードは『Wonder Unit』のサイト https://wonderunit.com/storyboarder/から可能です。
ダウンロードボタンを押すとメールアドレスの記入が促されます。ダウンロードリンクは記入したメールに届けられますのでそちらからダウンロードしてください。

インストール

ダウンロードしたファイル storyboarder-setup-×××.exe によりインストールが完了すれば、ソフトを起動してください。

ソフトを起動すると、既存のファイルを開くか新たに作成するかを聞いてきます。
新規ストーリーボードには二つの方法があります。
ここでは『Create New Storyboard…』(新規ストーリーボード)を選びます。

『Create New Storyboard…』を選ぶと『Select Script..』『Create a blank…』の二つのボタンがあります。
左の『Select Script..』は『Fountain』または『Final Draft』によって書かれた脚本を読み込んでストーリーボードを展開する方法てす。
『Fountain』は脚本記述を目的に作成されたタグ言語、『Final Draft』は脚本用ソフトウェアです。

既に脚本(シナリオ)が存在すれば効率良く絵コンテ作成作業を行えます。
このような一貫したワークフローは非常に重要なのですが、私自身は日本国内での実績は知りません。
『Fountain』も簡潔で良く出来たルールを持っていますが、アルファベットの大文字の概念がルールに含まれていますのでそのまま日本語使用することは難しいでしょう。
ゲーム制作などテクニカルな現場からルール化とツールの開発、提供が起こればと考えていますが、、日本にはそのような文化が本来無いので直ぐには難しいかも知れません。

もう一つは白紙のストーリーボード用紙を用意する方法ですす。
こちらには7種類のキャンバスサイズが用意されています。

Vertical HDというジョークサイズも含まれていますので注意して下さい。
用紙を選択するとファイルの保存ダイアログボックスが表示されますが、指定した場所、ファイル名でプロジェクトフォルダが作成されます。

こちらが初期の空白ストーリーボードてす。

 

上部メニューは、ファイル、編集、ナビゲーション、ボード、ツール、ウィンドウ、ヘルプと並んでいます。
その下には大きなペンやブラシといったツールアイコンが並び、右には簡易のパレットもゴミ箱、描画の移動ツール、描画の拡縮ツール、アンドゥとリドゥ、各ガイドラインのON/OFF、オニオンスキンのON/OFF、キャプションのON/OFF、フォトショップへの転送ボタン、スケッチスプリントボタンが並びます。

ウィンドウの中央には指定された大きさ(比率)の描画域が表示されています。
その右側にはショット番号、ボード番号、line miles が表示されています。
このline miles ですが、ボード書かれている情報量を表示している様子です。
便利さは不明です。

次にある『New Shot?』のチェックですが、このチェックを押すとそのカットがショットの頭となります。
つまり、カットをショット単位に分離するためのチェックです。
映像の最小単位はカットとなります。カットは一つの動画の最小単位ですが、ショットはカットの集まりで意味のある動画の最小単位となります。
ちなみにショットの集まりがシーンですが、このあたりの分離は人によっても多少違いますしケースバイケースです。
あまりこだわり過ぎない方が良いでしょう。

『Duration』尺

そのカットの継続時間をミリ秒またはフレーム数で指定します。1秒は1000msですので、例えば2.5秒の指定であれば2500ms、フレーム指定であれば60フレームとなります。

『Dialogue』

セリフの入力フォームです。

『Action』

『Notes』

現在加筆中

『Shot Generator』とバージョン

『Storyboarder』の最も先進的な機能が『Shot Generator』です。
『Shot Generator』は3Dモデルを使用してコンテを作成する機能で、私自身何度か使いましたが、実用レベルに達しておりその後のPremiere用のxml書き出しを合わせると、シナリオ➡絵コンテ➡空ファイル➡フッテージ差し替えのワークフローが可能です。

2019年6月10日現在のバージョンは1.9.2です。
GitHubの最新バージョンは1.9.4です。
このバージョンはShot Generatorが実装されているので3Dキャラクターやオブジェクトを配置してシーンを組み立てることが可能です。

https://wonderunit.com/shot-generator/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

あわせて読みたい