恐怖のパケット:SIMフリー化の裏に潜むパケ死と『モバイルデータ通信』の設定に関して。ソフトバンクの高額請求を如何にして無効としたか。
Nokia生活は続く。
以前、“『無線設備のスプリアス発射強度の許容値に係る技術基準の改正』により、私の愛するNokia X02NKが2015年12月1日で使用てきなくなる件について。”という記事を書いたが、その後日談。
最近ではSoftbankからの『あなたのNokiaは12月31日で使えなくなります・・・』メールが頻繁にくるようになり、愛するNokia N95もついに終わりの時を迎えるかと思われた。
この10年、702NKから X02NKとNokiaユーザーだったが、しかし、新たにLumia 535 Dual SIMを既に手に入れていたので、今後もNokiaユーザーは続く。(実際にはLumia 535 はMicrosoft販売なのだが )
X02NKの最後通牒の関係もあったので、、Vodaphone時代からのSIMをmictoSimにSIMカットしLumia 535に差し、快適に通話を楽しんでいた。
ちなみにLumia 535はWindows Phoneである。
このOS中々使いやすく良く、iOSやAndroidよりも完成度が高いかも知れない。今、大のお気に入りのモバイルフォンである。
操作していて楽しいOSは久々だ。
ひそかに忍び寄るパケ死
快適かに思えた新たなNokiaライフに突然の暗雲が訪れた。
私自信、実は携帯でインターネットアクセスを行ったことが殆ど無かった。
SNSの使用頻度が上がってからは早期にSIMフリー機を手に入れていたので、携帯の契約はホワイトプランのみと言った至ってシンプルなものである。
私の携帯ではWEBにアクセスすることも、メールを送受信することも出来ない。
つまり、私の契約ではLumia 535はインターネットにアクセスできないものと思っていたのだ。
Lumia 535にSIMを挿して次の日の昼頃、突然Lumiaが何かを受信した。
『・・・?』 若干不思議に思ったが仕事中でもあったので、気にも留めずにいると次はSMSの受信だ。
ちなみにSMSの使用頻度は年齢が高くなるにつれて上昇する。
このことが、携帯電話の使用を止められない原因の一つでもある。
もしかすると、SNSとSMSのユーザー数は反比例の関係にあるのかも知れない。
有難い!? パケット使用料のお知らせメール
届いたSMSはSoftbankからのパケット使用に関するお知らせメールだった。
内容は“・・・ご利用額が20000円を超えました。”
??????!!! 私は驚き、同時に目にも止まらない速さで携帯の電源を切った。
もちろん、念のためにバッテリーを抜くことも忘れなかった。
『何だ!?』理由は解らないが、携帯がデータ通信を行っていることは明らかだった。
直ぐに理由を確認するために別のIP電話でソフトバンクのコールセンターに電話した。
残念ながら、例の如くコールセンターは無限のお待ち下さい状態だった。
仕方なくその日の連絡は諦めた。
コモンケース?!
次の日は土曜日。
早い時間からゆったりとした気分でコールセンターに電話した。
暫くするとオペレーターの女性が例の如く、親切な声で私の問題に対応した。
もちろん彼女がどんなに親切でも、優しく対応してくれても、私の問題を解決できるはずが無い。
私の望みは単に請求金額からパケット使用料を免除してもらうだけのことなのだから。
暫く(15分あまりか)押し問答が続いた後、ようやく上司に電話を取り次いでもらえることになった。
20分後に約束通り再度上司(上席)から電話をもらうと、彼はあっさりと今回のパケット料金に関しては免除させて頂くと言った。
若干拍子抜けはしたものの、願ったとおりの結末だ。
しかし、対応の速さから考えてこれはコモンケースなのか?
今回のようなパケットに関するパケ死問題とそのことへの対応はよくあることなのかも知れない。
現実的でないパケット料金の設定
今まで縁の無いパケット費用だったが、今回調べてみると様々な事例が見られた。
そして、そのパケ死を対応する策も各社とっている様子である。
しかし本来、「パットし放題」等の定額設定を行っていない場合のパケット額が、このように現実とはかけ離れた価格設定になっていること自体がおかしい。
文句の言わない者にはパケ死がまっているのだろうか。
この意味の無い価格設定は違法ではないだろうか。
最後に設定を。
私の最大のミスは端末の『モバイルデータ通信』の設定を確認していなかったことにある。
『モバイルデータ通信』が許可されていれば、サービスの設定に関わらずアプリのリクエストによってキャリアSIMはデータ通信を行う。
もちろん定額設定などには入っていないためにパケット料金は天井知らずだ。
もしインストールしているgmailや地図アプリ、GPSアプリがバックグラウンドでデータ通信を始めると一瞬にして大量のデータが流れる。
何しろ、ソフトバンクの場合パケット割引ナシの契約で0.2円/1パケットなので、例えば100MBのデータ転送が発生した場合、パケット料金は16万円以上だ。
100MBなんて、、今のリッチデータの時代、一日もかからない。かも知れない。。
今後SIMフリー化により様々な端末が様々なキャリアのSIMによって利用されるだろう。
その場合、今回の私のケースのようなヌケた事故は多発するかも知れない。
対応策としてはスマホ端末にキャリアのSIMをさして、尚且つデータ通信をしない場合は端末の『モバイルデータ通信』をOFFにすることだ。
wifi環境下ではのデータ通信可能なように許可しておく。
また、デュアルSIM端末等で格安SIMとキャリアSIMの二枚挿しをしている場合は格安SIMには『モバイルデータ通信』を許可し、キャリアSIM側の『モバイルデータ通信』機能はOFFにしなければならない。
重ねて、万が一の為には携帯サービスで『データ転送量の通知サービス』や『一定量以上のデータ通信発生時のサービス停止』等を申し込んでおくのも良いかも知れない。
どちらにしても、何よりも精神衛生に悪い『パケ死』に見舞われないように気を付けよう。