琵琶湖一周サイクリング計画と実行

琵琶湖一周サイクリングを計画したのは1年程前だった。

今回の計画は8月9日(土曜日)朝7時頃に家を出て、10時に彦根でロードバイクの自転車を借りる予定だ。
しかし、予定とは往々にして狂うものだ。

7月26日:
琵琶湖一周の予行練習のため、息子とシティサイクル(別名ママチャリ)で大阪市内まで行ってくる。
往復42Km程。
最初はUSJを目指していたが、大阪市内に入ったあたりから、人が多くまた道も解らず、結局福島あたりでユーターン。
疲れは残らず、日焼けだけが残ったテストサイクリングだった。

8月4日現在:
台風11号が接近し、8月9日には近畿地方は暴風雨圏内だ。
計画を一先ず中止し、貸自転車屋さんにキャンセルのメールを送る。
台風が上手く通り過ぎてくれれば、13、14日あたりに決行の予定だ。

8月8日現在:
台風は順調に直撃コースをとっている。
レンタル自転車屋に尋ねるとどうやら自転車の盗難保険には入っていないらしい。(盗難保険くらいは入っていて欲しいのだが。。)
ブランド物の自転車を貸し出している様なので、駅の自転車置き場に止めて盗難にでも逢うとマズイ。
一日目の走行距離と宿泊場所はかなりの計画性が必要だ。
13、14日あたりを考えていたが、宿の空きが無い。
15日と16日は他に用がありちょっと無理だ。(どちらにしてもこの日も空きが無い)
さて、どうしたものか。
本当のサイクル野郎で無い私にとって、あまり計画を先延ばしすることは危険だ。モチベーションの低下を感じる。

8月9日現在:

台風11号の進路

琵琶湖一周は全てを回ると200km、琵琶湖大橋を渡るコースだと150kmあまりの距離がある。
今回は、安全のために、琵琶湖大橋を渡る北湖一周150kmを選んだ。

参考図書に選んだのはこちら。

全く分からなかった琵琶湖周辺の道路や宿、コースを事前に把握しておくにはもってこいの本である。

他にこんな本も出ているが、こちらは良く知らない。

中間地点は近江舞子に設定。
近江舞子近辺の幾つかの民宿に直接電話をかけると、二件の民宿の空き室を見つけた。
どちらも4000円/1大人だ。あとは再度レンタルサイクルを借りるためメールを送るが、何と、キャンセルしたロードバイクは既に借りられてしまっていた。
仕方なくクロスバイクが空いているかメールで確認中。

やった、クロスバイクの空きは見つかり、予約完了!
同時に民宿も予約を入れてすべてOK! 、と思ったら、、何と予約を入れた民宿がgoogleMapで確認した民宿と違っていたのだぁぁ!
googleストリートビューが切れた先に民宿があったため、ピンの立っていた場所のストリートビューは別の民宿だったのだ。
民宿の予約は取れたが、、果たして見たこともない宿はどのようなものだろうか。
怖さ70%、期待30%が現在の心境である。
まぁ、屋根と布団があれば良いか。。

 

8月13日(水):彦根から奥琵琶湖、近江舞子着

上の息子と二人、6時に自宅を出る。
枚方から彦根までは2時間半程度。
9時には目的のレンタルサイクルショップに到着し、15分程度の説明を受ける。


レンタサイクルショップにて

サイクリングの記録はruntastic.comのロードバイクアプリをアンドロイド端末に設置して起動。以下の地図はその記録。
一日目の目的地は近江舞子の民宿だったが記録は何故か15.73kmで停止している。
(ここから、しっかりと記録して欲しかったのだが。。)
記録時間は7:39:08なので、到着するまで動いていた様子だが、残念ながらルートが記録されていなかった。


runtastic.comのサイト画面。アプリのデータを集計表示してくれる。

彦根から長浜あたりの湖岸沿いのサイクリング道は良く整備されていて快適に走れた。
幸運にも少し曇っていたため、最も危惧していた強い日差しは避けることができた。

早くもアクシデント発生

長浜を越え、山道に入ったころそのアクシデントは発生した。
場所はこのトンネル
なぜ、写真があるかって? それは快適なサイクリング道だったので、片手でカメラを持ちながら撮影していたのです。。
(スマホ、ビデオ撮影しながらの片手運転は止めましよう。)


片山随道(トンネル)

この場所は琵琶湖一周反時計回りコースでも危険な場所だと思うので情報共有のためにアップ。
彦根からは快適なサイクリング道が続くが、こり場所でトンネル内の歩道幅はいきなり60~70センチあまりに極小化する。
おまけに10メートル間隔くらいに反射板が設置されていて非常に危険な歩道である。
結局私はトンネルに入って2、30メートルあたりで、反射板に引っ掛かり転倒してしまった。
原因は、歩道の狭さ、反射板の設置(歩道内にあり幾つかは壊れて反射もせず、歩道方向へ曲がっている。)、サングラスをかけていたこともあって暗さで視認できなかったなどの理由がある。
運良く車道側へは転倒しなかったが、左足は強烈な打撲とスリ傷を負ってしまった。
直ぐに自転車に乗ろうとしたが、チェーンが外れてしまっていて、おまけに後続には息子を含め他のサイクリングチームが迫っていた。
仕方なく自転車を押しながら全力でトンネルを走り抜けた。
この先、奥琵琶湖越えの道は何本かトンネルに遭遇するが、最も危険だと感じたトンネルはこの片山随道だ。

安全の為には100m程手前で反対車線の歩道に移って走り抜けた方が良いだろう。
もちろん対向自転車のために必ずライトを点灯してゆっくり走るのが良いだろう。

ここから私の苦痛に耐えた琵琶湖一周が始まった。
左足の傷は深いものでなかつたが、泥に汚れた傷口を携帯していたポカリスエットで応急的に洗い流した。
気を取り直して、再び自転車に跨り先を急いだ。

最初は気づかなかったが、やはり左足の打撲の影響は避けれなかった。
強打した左足の苦痛をかばうために右足に力を込めてペダルを踏むサイクリングが始まったのだ。


GPSで場所をチェックする息子

以下のトンネルは奥琵琶湖(国道8号線から303号線)で出会う残り4つのトンネル。

賤ヶ岳トンネル
賤ヶ岳トンネル(googleストリートビューより)
後で知った事だが、サイクリングによる琵琶一周ガイドやリポートにはこのトンネルは最も危険なので通らないようにとの警告が多く見られた。
迂回して旧トンネルを使用するようにとのことだ。

 
藤ヶ崎トンネル(googleストリートビューより)

このトンネルも反時計回りの琵琶湖一周サイクリングでは危険なトンネル歩道だ。
見ての通り、反対車線の歩道は広めなので、このトンネルも前もって反対車線側に移動し、対向自転車のために必ずライトを点灯してゆっくり走るのが良いだろう。


岩熊第二トンネル(googleストリートビューより)

一車線のみで歩道も広め。安全に走行できた。

 
奥琵琶湖トンネル(googleストリートビューより)

こちらの歩道も何とか走行できるレベルの広さを持っているが、見ての通り対抗車線の歩道は“無い”レベルなので、時計回り一周サイクリングを行っている自転車が対向してくる可能性はある。注意して走行しなければならない。

 

 
分かれ道(googleストリートビューより)

我々は右を選んだが、正解は左の道だ。場所はここ。
右は国道161号線(湖北バイパス)車が多く走る面白味の無いバイパスだ。左は県道24号線(湖周道路)、景色の良い湖岸道路。
湖北バイパスは近江今津の少し先あたりで、高島バイパスになる。
ゆっくりと走るなら県道333号線を走るのが良いが、ショートカットコースを選ぶのなら高島バイパスだ。

二本のバイパスを選んだ我々は、5時過ぎにその日の目的地である近江舞子に到着した。
今思い返せば、このマキノから近江高島あたりの道が最も単調なサイクリングだった。

17:00 近江舞子到着 

8月14日(水):近江舞子から琵琶湖大橋、彦根着

前日のアクシデントは一晩の睡眠で、きれいさっぱり消えてくれていた、、訳ではなかった。
朝5時に目を覚まし身支度を整え6時には宿を出た。
宿の外はうっすらと靄がかかり、湖西独特の少しひんやりとした湿っぽい空気にサイクリングの気持ち良さを感じた。

二日目の記録はこの通り近江舞子を出発しゴールの彦根までバッチリ! (ちょっとおかしな場所もあるが・・・)

 
民宿の窓より琵琶湖を眺める

 
琵琶湖大橋入口

琵琶湖大橋に来たのは何年ぶりりろうか。

琵琶湖大橋を超えるとそこは守山市。

 

総評

装備一覧

1泊で完全な琵琶湖1週なら200kmあまり、ショートカットコース(琵琶湖大橋を渡るコース)なら150km。今回はショートを走る予定なので、一日に70~80キロあまりの距離を消化しなくてはならない。

荷物は背中に背負う必要があるので、可能な限り軽量化する必要がある。
以下は前もって用意した装備。“結果”は実際一周走った後に得た経験値である。

  • ツーリング用トランシーバー
    結果:あったら便利だが、必須って程ではない。
  • 1リットル給水用ボトル(ポカリスエット入り)
    結果:給水の基本は各所コンビニで購入する水やジュースなどペットボトル飲料が基本となるだろう。しかし、緊急用として500ml程度の綺麗な水の携帯はお勧めする。
  • サングラス
    結果:日差しをさけるためには必須。しかしトンネル内や夜間走行時の危険性を考えると透明なタイプが最適。
  • サイクリング用インナーパンツ
    結果:必須。 購入したのはこれ ↓ ↓ ↓ ↓ お世話になりました。
    サイクリング用 インナーパンツ COOLMAX ゲルパッド (黒, L)
  • ガイド本
    結果:走行中は一枚ものの地図が重宝する。現地でもらう観光マップなどが最も使いやすい。
  • 森永製菓『ウイダーinタブレット 塩分プラス
    結果: 不要。 結局、一日目の宿で一度に全て食べてしまった。
  • ロート製薬 日焼け止め『sunplay spf50』
    結果:紫外線対策と日焼けからくる疲労感の低減に効果がある。おすすめ。
  • 手袋(作業用手袋の先をカット)
    結果:必須。私は200円程度の作業用手袋の指先を切って利用したが、もっとしっかりとした革製のサイクリング手袋を購入するべきだった。
  • スマホ
    結果:必須。もちろん、GPS対応自分の現在位置を確認できるもの。
  • 地図
    結果:必須。 スマホGPSに頼ってはいけない。 琵琶湖一周の観光地図等を折りたたんで携帯するのがよい。

ぐるっとびわ湖 自転車の旅―びわ湖一周サイクリング公式ガイド

感想

もし記録に挑戦せず、ゆったりと景色と食べ物を体験したいのであれば、三日程の日程でゆっくりと観光しながらサイクリングするのが良いだろう。
安全なサイクリングが可能かと聞かれれば、NOと答える。
幾つかのトンネルは危険だし、山越えやバイパスでは車の危険もある。
小さな小学生連れのサイクリングも見かけたが。子供を連れた一周サイクリングには反対する。

しかし、息子と二人で周った琵琶湖一周サイクリングは私にとって非常に貴重で思い出深いものとなった。
付き合ってくれた息子に感謝している。

次は下の息子と来年か再来年のサイクリングだ。
場所は既に決定済み。乞うご期待。

サイクリング 琵琶湖/淡路島